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後悔しない家づくり!二世帯住宅を建てる前に知っておくべきこと

最終更新日:

【富士・富士宮・沼津・三島でリフォーム&リノベーション】

 

こんにちは!

静岡県富士市の工務店、エコフィールドの広報・強矢です。

 

本日のブログは、人気が再燃している二世帯住宅について。

 

高齢化社会や共働き夫婦の増加により、親世帯・子世帯がサポートし合える二世帯住宅への注目が高まっています。

 

エコフィールドでも、10月には富士市で『完全分離二世帯住宅』の見学会を開催予定!

 

↓ただ今建築中の『完全分離二世帯住宅』はこんなお家です!

 

老後のケアや家事・育児面でのサポート、生活コストの削減など、二世帯住宅での暮らしにはメリットがたくさん。

 

また、二世帯住宅には税金・補助金などの面で様々な優遇があるという点も魅力的です。

 

しかし、「二世帯でいっしょに暮らすとなんとなくストレスが溜まりそう…」と不安に感じる方も多いようです。

 

親世帯・子世帯それぞれの生活リズムや食生活などを尊重できないような暮らしになると、ストレスが発生しやすくなるので注意が必要。

世代の異なる二世帯が同居すれば、当然ながら、価値観や考え方、生活スタイルの違いから家族間でトラブルが生じる可能性もあります。

 

また、同居のスタイルによってはプライバシーの確保が難しく、家族同士でも気を遣い合わなければならないことも。

 

今回のブログでは、ストレスなく快適な二世帯住宅での同居をかなえるために知っておくべきポイントを、二世帯住宅の種類とともにご紹介します!

 

二世帯住宅には3種類ある!

 

二世帯住宅は、大きく分けて

 

・完全同居型

 

・部分共有型

 

・完全分離型  の3種類があります。

 

予算や家族構成(お子様の有無、息子夫婦との同居か娘夫婦との同居か等)、生活スタイルによって最適なタイプが異なります。

 

「完全同居型」「部分共有型」「完全分離型」、それぞれの特徴、メリットやデメリットを見ていきましょう。

 

 

完全同居型二世帯住宅

 

完全同居型二世帯住宅は、普通の一戸建てに二世帯で同居するイメージです。

 

3種類の中でも、費用面でのメリットが大きいのはこの完全同居型二世帯住宅。

 

一般的な戸建てとほぼ同じくらい(少し高い程度)の建築費で建てることができるうえに、間取りも一般的なため不要になれば売却しやすいのも魅力です

 

さらに、将来二世帯でなくなった場合にもスペースが余らずそのまま暮らしやすいのがポイント。

 

完全同居型二世帯住宅では、リビングや玄関、お風呂やキッチンなど水まわりまで全ていっしょに使う、昔ながらの同居スタイルになります。

 

寝室だけは世帯ごとに個別で用意して、それ以外は共用というケースが多いようです。

 

共有するスペースが多いため、必然的に二世帯がいっしょに過ごす時間が長くなります。

 

子世帯と親世帯の生活スタイルに大きな違いがない場合には、選択肢のひとつとして完全同居型も考えてみましょう。

 

家族が集まる時間の長い完全同居型ではコミュニケーションがとりやすく、にぎやかな大家族での楽しい暮らしを満喫できるはずです。

 

子育て世代は親世帯から育児のサポートが受けられたり、孫と祖父母はコミュニケーションを通してお互いに情緒的な満足感を得られるというメリットもあります。

 

↓リビングダイニングからつながる和室は大家族にぴったり。

赤ちゃんを寝かせたりおじいちゃんおばあちゃんがくつろいだりと、何かと便利です。

 

 

完全同居型二世帯住宅で注意が必要なのは、生活リズムが大きく異なっていたり、家族の関係性が悪くなってしまったとき。

 

完全同居型ならではの「距離の近さ」がストレスになる場合もあります。

 

間取りについても、二世帯が快適に暮らせるようリビングやキッチンを広めにとるなどの配慮が必要です。

 

↓こちらのお家のように、キッチンにプラスして作業台を用意するのもオススメ!

 

↓玄関も広めにしておけば、家族みんなでお出かけするときにも込み合いません。

 

また、完全同居型の暮らしで難しいのが、プライバシーの確保です。

 

「脱衣所で着替え中に他の家族が入ってきた!」といったトラブルを防ぐため、洗面所と脱衣所をしっかりと分けるなど、間取りに工夫が必要です。

 

金銭面で言えば、電気・ガス・水道代などの光熱費を世帯別に分けるのが難しいというデメリットも。

 

一方の世帯が光熱費をすべて負担したり、使用量に関わらず折半にしたりと、光熱費を世帯ごとに細かく分けることができません。

 

 

部分共用型二世帯住宅

 

部分共用型は、「玄関のみ共有」「リビングのみ共有」など家の一部分だけを二世帯で共有し、他はそれぞれの居住スペースとして分けるタイプの二世帯住宅です。

 

例えば、1階は親世帯、2階は子世帯ににて、玄関は共用といった間取りが部分共用型二世帯住宅にあたります。

 

1階だけでなく2階にもセカンドリビングを設けたり、それぞれの階にお風呂とトイレ、キッチンを付ける場合もあります。

 

↓こちらのお家では、1階には共用の広々とした吹抜けリビングを設けて…

 

↓2階には子世帯用の畳小上がりセカンドリビングを作りました。奥様がヨガを楽しむためのスペースでもあります!

 

部分共用型では、家族構成や生活リズムに応じてさまざまな間取りが考えられます。

 

人気の間取りは、それぞれにキッチンとダイニングを用意し、お互いがある程度プライベートな時間を持てるようなスタイルです。

 

適度に世帯ごとのプライベートを守りつつ、いつでも自由に往来できるというメリットがあります。

 

1階と2階にそれぞれキッチンやお風呂を設置すれば、当然ですがそのぶん建築費は割高に。

共用する設備を多くするほど建築コストは抑えられるため、プライベート部分と共用部のバランスが重要です

 

一部スペースは共用のため、完全分離二世帯住宅に比べれば建築コストは抑えやすいといえるでしょう。

 

部分共用型二世帯住宅で注意したいのは、二世帯の生活リズムが異なる場合の生活音。

 

生活スペースが分かれているとあまり意識しないのですが、お風呂に入る際の水音や、室内での足音がお互いの寝室など、音が響かないよう配慮した間取りにししておくのが正解です。

 

 

完全分離型二世帯住宅

 

完全分離型では、玄関も2つ用意して、居住スペースも完全に分けて生活できるような間取りにします。

 

玄関やリビング、キッチンなど二世帯がそれぞれに持ち、完全に暮らしを独立させた家です。

 

↓こちらのお家は部分共用型二世帯住宅ですが、1階には大きなキッチンを設けて…

 

↓2階にもセカンドリビング&キッチンをつくりました。

 

完全分離二世帯住宅なら、それぞれのプライバシーが守られ、生活ペースを乱されることもありません。

 

1階は親世帯、2階は子世帯というメゾネットのようなかたちで暮らしたり、左右に分けた二棟の一部だけを連絡口でつなげるケースもあります。

 

↓10月末頃に見学会を予定しているこちらのお家では、親世帯と子世帯の生活リズムが異なるため完全分離型を選ばれました。

 

最近は、将来介護が必要になることをふまえ、1階を親世帯の生活スペースにしてバリアフリーにするのが人気です。

 

同居というよりも、隣近所に住むようなイメージが近いのではないでしょうか。

 

まさに、理想的な「スープの冷めない距離」での暮らしですね。

 

居住部分が完全に分かれているためプライバシーが守られ、光熱費や水道代といった公共料金も世帯別で管理しやすくなります。

 

将来一世帯だけの暮らしになった場合は、家の半分だけを賃貸物件として人に貸すことも可能です。

 

完全分離二世帯住宅のデメリットは、ご紹介した3種類の二世帯住宅の中で、いちばん建築コストが高くなること。

 

また、共有スペースがほぼないため、コミュニケーションをとるよう努めなければ、親世帯と子世帯が顔を合わせる機会は少なくなります。

庭や窓ごしにほんの少しお互いの気配を感じられる間取りにする、どちらかの世帯に共用の広いリビングを用意するなど、たまに家族が集まれるような仕組みがあると良いでしょう

 

二世帯住宅のメリットは?

 

二世帯がお互いに、家事や育児、介護などでサポートし合える点が一番のメリットだと言えるでしょう。

 

子育て世代にとっては、保育園や習い事の送迎、学校後のお留守番など、夫婦ふたりの負担を軽くしながら子育てができる点が魅力です。

 

親世代にとっては、通院や入院の際のケア、介護の手が必要になったときなど、こどもが近くで手助けしてくれたら心強いものです。

 

二世帯住宅を建てるとなると、資金を二世帯が協力して捻出することが多く、その分資金的な余裕が生まれやすくなります。

親世帯の持つ土地に家を建てるケースも多く、その場合には土地取得費用がかからないため、家そのものに予算を割くことができます。

 

建築コストや暮らし始めてからの光熱費削減、さらには補助金の活用や税制面での優遇も含めれば、金銭面のメリットはかなり大きいと言えるでしょう。

 

人によってはネガティブなイメージを持つかもしれない二世帯同居ですが、意外にもメリットは多いもの。

 

それぞれが無理することなく、理想の暮らしや要望をかなえながら楽しく暮らせるような間取りなら、「二世帯住宅」という選択もオススメです。

 

 

 

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